学校長ごあいさつ

北海道文教大学附属高等学校
学校長 宮路 真人
若い感性で自分の未来を拓こう
社会は歴史的な変革期に入っていて、従来の価値観はどんどん通用しなくなっている。流されることなく、支配されることなく、人間らしく生きるためには、「自分はどう考え、どうしたいのか」「自分にとって大切なものは何か」を常に自分に問い続けなくてはならない。
──大人たちは最近よくこのようなことを口にします。変革は避けられない厳然とした事実だろうと思います。しかし口とは裏腹に、これまでの発想やあり方から抜け出さず、周囲に合わせ、あるいは流されている、それが大多数の人のありようだと思います。従来にない発想で自ら行動し、新しい風を吹かせている、その多くは未来を担う若者たちです。みなさんも彼ら同様未来を担う若者です。 変わろうとする社会の中で、従来型の発想やあり方を、一度立ち止まって見直してみてはいかがでしょうか。高校選びは重要な「人生の選択」のひとつです。過去の他人の一般的な行動様式、他人が出した実績、そこに行ったら何かを「与えて」もらえるだろうという「受け身」で消費者的な期待感、そういったものからいったん距離を置き、そこで自分は何ができるだろうか、自分の中に眠る「伸びしろ」は伸ばせるだろうか、そういう「自分軸」の発想で、自分の五感で、高校選びをしていただきたいと願っています。来年から私立高校に対する国の支援が大きく拡充され、費用の面でも公立高校との差は限りなく小さくなる見通しです。公私を同等に並べての選択が可能になります。本校は、生徒の「伸びしろ」の大きい、「伸びしろ」を大切にする学校です。みなさんの「自分軸」の発想と感性による選択の結果、本校を選んでいただけたらとても嬉しいと考えています。
本校の教育
建学の精神
「清正進実」
学訓
「清く正しく雄々しく進め」
スクール・ミッション
- 1 自ら学び、知識・技術を活用することができる生徒の育成
- 2 礼儀正しく、人や物に感謝できる生徒の育成
- 3 夢への挑戦を諦めず、努力し続けることができる生徒の育成
- 4 心身たくましく、笑顔忘れずに行動できる生徒の育成
スクール・ポリシー
教育目標
- 1 明るい個性と豊かな知性に基づく創造力をもった人間の育成を図る。
- 2 清楚・高潔で慈愛に満ちた思いやりのある人間の育成を図る。
- 3 崇高な思想と強固な意志をもった人間の育成を図る。
- 4 心身ともに健康で奉仕と勤労を尊ぶ心をもった人間の育成を図る。
教育目標の実現のために
育成を図る資質・能力
- 1 学業と課外活動に励み、その経験を集団の中で活用する力
- 2 他者や自身の価値観を大切にし、協調の精神を育み深めようとする力
- 3 目標に対して常に前向きであり続け、夢について考え、その実現に向けて努力できる力
- 4 心身の健康の保持や向上に努め、地域や社会に貢献しようとする意欲
教育課程の編成及び実施に関する方針
- 1 1学年におけるベーシックでは基礎学力と学習習慣を定着させ、2学年からは多様なプログラムを設定し、希望する進路の実現を図る。
- 2 総合的な探究の時間を核として、課題の発見や、課題解決にあたる諸活動を通じて、SDGsや教科横断型の学びを推進する。
- 3 生徒会活動をはじめとする特別活動や部活動を大切にして、学力向上と人間形成をバランスよく育成する。
本校を志望して欲しい生徒像(入学者の受け入れに関する方針)
- 1 学習と課外活動の両立に努め、自ら成長しようとする姿勢をもつ生徒
- 2 明確で具体的な進路目標を考え抜こうとし、その実現に向けて主体的に取り組むことのできる生徒
- 3 素直さと謙虚さを備え、仲間を尊重し協働できる生徒
沿革の大要
昭和34年の開校から現在に至るまで、
本校の歩みを紹介します。
-
昭和34年1月19日
学校法人鶴岡学園藤の沢高等学校として設立認可
-
4月1日
江原玄治郎初代校長就任
-
4月13日
第1回入学式挙行
-
昭和36年12月16日
宮田新一第二代校長就任
-
昭和37年3月7日
第1回卒業式挙行
-
昭和40年4月1日
鶴岡トシ第三代校長就任
-
昭和41年4月1日
北海道栄養短期大学附属高等学校と校名変更、食物科1学級設置
-
昭和53年8月4日
高杉敏雄第四代校長就任
-
昭和54年4月1日
伊藤 薫第五代校長就任
-
昭和63年4月1日
札幌明清高等学校と校名変更
-
平成元年4月1日
塚原春樹第六代校長就任
-
平成4年4月1日
井上哲明第七代校長就任
-
平成6年4月1日
塚原春樹第八代校長就任
-
平成7年4月1日
遠藤俊一第九代校長就任
-
平成11年4月1日
後藤 敬第十代校長就任
-
平成12年4月1日
北海道文教大学明清高等学校と校名変更
-
平成16年4月1日
中村 至第十一代校長就任
-
平成24年4月1日
新校舎移転
-
6月8日
鶴岡学園創立70周年記念式典挙行
-
平成26年4月1日
能代 茂第十二代校長就任
-
平成29年6月3日
鶴岡学園創立75周年記念式典挙行
-
令和2年4月1日
佐々木淑子第十三代校長就任
-
令和3年4月1日
北海道文教大学附属高等学校と校名変更
-
4月1日
新校舎移転
-
令和4年6月8日
鶴岡学園創立80周年記念式典挙行
-
令和6年4月1日
宮路真人第十四代校長就任
校章

令和3年4月1日制定
校章の中心には、学問の象徴である万年筆が3本描かれ、こども園・高等学校・大学の連携した教育が、未来へ向かってそれぞれに伸びていく鶴岡学園の様子を表わしています。その間には、『北海道文教大学附属高等学校』のHokkaidoの「H」とBunkyoの「B」、そして、高等学校の「高」が配置されています。また、その様子を温かく見守る二羽の「鶴」は、鶴岡学園の創始者、鶴岡新太郎、トシ御夫妻を表現し、鶴が生き生きと飛翔する姿は、建学の精神「清正進実」(清く正しく実を学び雄々しく進め)を描写しています。
校章は商標登録済みです。
校歌
校名変更と校舎移転を機に、
これまでの歴史とこれまでの思いを込めた
校歌に生まれ変わりました。