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令和3年度 夏季休業明け校長講話

おはようございます。
令和3年8月18日、水曜日 夏休み明けの講話を始めます。

朝、皆さんが元気に登校してくる姿を見て、ほっと安堵しています。

この夏休みは、北海道らしくない猛暑日が連続し、本当に参りましたね。
さらに、57年ぶりの日本でのオリンピック開催では、新種目に10代の若い選手たちが活躍するなど、貴重なメダルの数々にもたくさんのドラマがありました。また、無観客とはいえ、甲子園大会も開催され、今も高校球児たちが熱戦を繰り広げています。
来週からは、パラリンピックも始まりますね。障害を持ちながらも、スポーツを通して自分の限界に挑戦する姿が数多くみられることでしょう!

さて、本校では、そのオリンピックに負けないぐらい、皆さんの活躍する姿を、私は、夏休み中、拝見しました。

●男子サッカー部の皆さんは、グループに分かれて、いっぱい汗を流し、真っ黒に日焼けしながら、地道に練習に励んでいました。
●女子サッカー部の皆さんは、試合でも精一杯、走って、走って、諦めずにゴールを目指してボールを運んでいました。仙台合宿では、たくさんの経験ができたようで、多くの方々の支援に感謝するよい機会になったようです。
●1・2年生で構成する野球部の皆さんは、守備・投球など熱心に練習し、新しく整えられたグランドの整備も入念にしてくれていました。練習場所については本学園敷地以外でも活動し、対外試合も経験するなど、徐々に力を付けている様子でした。
●体育館では、レバンガU18の選手の皆さんが、より高い技術の習得とチームプレーの訓練に励んでおり、7月末のBリーグU18クラブチームの北地区大会では優勝することができました。全国大会の上を目指し、基本にかえっての練習もしっかりこなしていました。
●また、男子バスケットボール部の皆さんは、少人数ながらも地道に、休むことなく、練習していましたし、
●女子バスケットボール部の皆さんは、専門の指導者がいない中でも、みんなでメニューを確認しながら練習に励み、対外練習試合も経験していました。
●そして、校舎内では、パートの楽器演奏や全体練習に励んでいた吹奏楽部が頑張っていました。8月3日には、石狩地区吹奏楽コンクールで銀賞をいただくなど、練習の成果を十分に発揮し、素敵な音色をキタラホールに響かせていました。
●また、夏休み入ってすぐの進学講習や、ドリカムルームでの毎日の勉強に参加した皆さんは、目標を持ち、熱心に取り組んでいました。この夏休みの勉強をこれだけ取り組めた時間は、大学入試の本番や、各種試験に必ず生かされることと思います。
●そのほかに、部活動などの活動でなくても、家の手伝いやアルバイト、自主的なボランティア、進路実現のためのオープンキャンパス、専門学校見学会への参加など、たくさんの取組や活動をした皆さんもいたことと思います。

その取組や活動の中で頑張った事実は確実に皆さんの力になっています。昨年もお伝えしましたが、その取り組んだ事実を誇りとして、自分の力を信じることです。
もし、できないと思い込んでいるとしたなら、できないのではなく、やっていないだけかも知れません。皆さん一人一人には力があります。もっと自分を信じていいと思います。
自分を信じるから「自信」につながるのですから。
『私なら絶対できる!私なら必ずやり遂げる!』と自分を信じ、諦めずに最後まで頑張って欲しいと思います。ちなみに成功する人とは、「成功するまで諦めずにやり続けた人」のことを言うそうですよ。

皆さん、覚えているでしょうか?私が、夏休み前にお話ししたことは2つでした。
1つは、私が幼かった時に「ウサギと亀」の話しについて疑問に思い考えたというエピソードを例として、皆さんにも、「考える癖を付ける夏休み」を過ごして欲しいこと、と、もう1つは、自分の命は、これまで関わった人々やご先祖様の「数を数える」ことによって、命の大切さを実感し、感謝を忘れずに過ごす夏休みにして欲しいことでした。

皆さんは「考える癖を付ける夏休み」「数えることによって命に感謝する夏休み」を過ごすことができましたか?
この結果は、8月後半から9月の皆さんの行動に現れてくると信じていますが、実践は夏休みばかりでなく、これからの生活にもぜひ取り入れ、生かして欲しいと思います。
特に、それぞれの学年・・・

●3年生にとっては、進路先を決定し外部のさまざまな試験に挑戦していく直前の時期となりますし、●2年生にとっては、進路を見据えた勉強や活動の実績を地道に重ねていく本格的な時期に入ります。また、●1年生にとっては、学習に本腰を入れ、毎日の授業でわからないことを残さずに勉強するなど、力を蓄える時期に入ります。先手必勝は1年生からの取組にかかっています。
いよいよ、9月6日からは前期期末考査も始まります。各学年とも、一日一日が勝負の時期となりますね。

さて、新聞報道でも知っていると思いますが、新型コロナウイルス新規感染者も札幌市
を中心に増加し、恵庭市も先週末から9月12日までの予定で「まん延防止等特別措置」の対象地域になりました。そのため、部活動においては、原則、学校外の活動は中止、本校内での活動に制限されることや、合宿など宿泊を伴う活動もできません。
大会への参加が可能かどうか?は、その時々の感染状況により判断しますが、まずは罹らないことが大切です。
そのためにも引き続き十分な感染予防に努めなくてはなりません。
今一度、感染防止の基本である、マスク着用・手洗い・消毒の励行、三密を避けた行動・黙食の徹底を、一人一人の意志でしっかり取り組むことや、体調の悪い時、あるいはご家族に発熱者、体調不良の方がいたら、勇気をもって学校をお休みすることなど、確認し行動に移してください。
夏休み前に行っていた感染防止の取組について、さらに徹底に徹底を図り、やりすぎはない感染防止の方策を、全校生徒・全教職員で一丸となって取り組んでいきましょう。

なお、先生方はコロナワクチンの職域接種を受け、ほぼ全員が今月中には接種完了する見込みです。ただ、変異したデルタ株は、感染力が強く10代の感染者が増えてきており、皆さんの誰が感染してもおかしくない状況です。コロナウイルスは一人では動きません。人を介して伝染していくことを再度認識し、コロナ終息まで十分に気を付けましょう。
また、残暑厳しき季節、熱中症にも十分注意しましょう。
ジャージ登校もできる期間も明日から9月12日までとしましたので、TP0に配慮しながら、衣服での調整もするようお願いします。

最後に・・・今日からまた、皆さんの笑顔のために先生方とともに頑張っていきます。
皆さんは自分のことを信じて、自分の目標に向かって諦めず、一所懸命に頑張ってください。いつも応援しています。

これで、校長の講話を終わります。