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開校記念日に寄せて

昭和17年6月8日、「北海道女子栄養学校」設置認可、1期生7名入学~から「学校法人鶴岡学園」の歴史が始まりました。今から81年前のことです。日本で6番目にできた栄養学校でした。詳細は、佐々木ゆり著『北海道・栄養学校の母 鶴岡トシ物語』に譲るとして、それから17年後の昭和34年4月、学校法人鶴岡学園「藤の沢女子高等学校」が開校し、本校の礎となりました。
そこで、6月8日を本学園の始まりの記念日と定め明日を迎えますが、恵庭キャンパス新校舎への移転、「北海道文教大学附属高等学校」と校名変更してから3年がたち、この日は後にも先にも二度とない貴重な一日となります。
そこで、皆さんには、上記の羅列された歴史の事柄ばかりでなく、その行間にある創始者、鶴岡新太郎、トシご夫妻の、学校や短大・高校・幼稚園・大学設立への強い想いやドラマがあったことを想像してもらうとともに、現:鈴木理事長をはじめとする多くの方々が存続のためにどれほどご尽力くださったかに思いを馳せ、F高で学べることに感謝する一日として欲しい!と思います。
また、登下校の際、大学正門近くにある、鶴岡先生ご夫妻の胸像へ一礼してもらうことも同様の願いからです。これは、皆さんがご先祖様のお墓をお参りするのと同様、命あって生きて生かされていることへの感謝、加えて、学ぶ環境があることへの感謝を、日々忘れずに過ごして欲しいからです。「清く正しく雄々しく進め」の学訓は、まさに人間としての芯・姿勢を示したものであり、このように感謝し一礼する行動によってつくられると考えています。
明日、6月8日は、創始者のお二人と、多くの方々のおかげであることに感謝しながら、健康的に過ごす一日としましょう!

令和5年6月7日(水)
北海道文教大学附属高等学校長 佐々木 淑子